骨粗しょう症(骨粗鬆症、こつそしょうしょう)は、はるか昔からある病気で、珍しい病気でもありません。近年注目を集め始めたのは、高齢化社会に突入したことに起因しています。QOL(人生の質)が考えられるようになってきた結果、QOLを脅かす大きな問題として、脚光を浴びているのです。
骨粗しょう症とは、長年の生活習慣の結果骨がスカスカになって骨折しやすくなる状態のことです。骨の強度がなくなるため、腰など体の痛みが出てくることで、病院に行き、初めて発覚するということが多いようです。
骨粗しょう症には、どうしてなるのでしょうか。
骨も実は、身体の他の部分と同様、活発に新陳代謝(骨代謝)しています。そのため、摂取するカルシウムが不足したり、加齢でホルモンが減少したりすると、壊れる骨の方が多くなり、新しい骨が作られなくなります。加齢とともに、減少しがちで、女性は特に閉経すると女性ホルモンが減少することで、急激に骨量が減少する場合があり、女性の方が多いと言われています。
その原因は、遺伝的なものが原因、病気でなる場合もありますが、生活習慣による原因も多いと言われています。
生活習慣によるものは、運動不足、偏食、喫煙などが挙げられています。
骨粗しょう症の予防のために何が必要かというと、バランスのとれた食事と適度な運動につきます。
運動不足がどのような問題を引き起こすか。
詳しくはこちらのページにも書いてありますが、骨粗しょう症についても深刻な影響を与えています。若いころに運動をした経験のない方や病気で寝込みがちな人は骨がもろいことが知られています。
骨粗しょう症に一度なってしまったら、治すことはとても大変なことです。骨粗しょう症になる前に、体を動かす習慣をつけていきましょう。